ちょこっと見てください
子供にお土産を買いました
チョコです
動物チョコレート
遠出から帰宅
珍道中の記録を更新して帰宅
いつも
あれやこれやと大騒ぎ
私の周りは
冗談と笑いのオンパレード
またまたドジで
どれから語っていいのか
迷う迷う
どれにしようかな
忘れ物
荷物に意識が集中していない証拠
なくした赤いビニールの手提げ
見つかりました
私は
タクシーの運転手さんと
仲良く
商談ではなく
笑談で
もりあがり
話の好きなかたで
色々と話し始めたらとまらない
止まらない
わたしは
ステキな
相槌を打つ
次々と盛り上がり
私の手の感覚は
話にのめり込んで
おろそかに
暗くって景色は見えない
ふっくらとした運転手さんの
肩
背中
横顔
帽子
通り過ぎてゆく
ネオンの流れ
さあ駅に着きました
ありがとうございます
その間
およそ ２０分の車の中大劇場は幕を閉じました
車外から
白いシートの座っていた席を
何も忘れ物
ないねと念を押し
運転手さんも
後部座席を
笑って別れを告げました
その時
その瞬間
私は荷物の数の確認を怠り
駆け出して
長い階段を
一目散に駆け上がりました
荷物の数がわかんないなんて
幼稚園の園児？？？？？？
ショルダー
リュック
白いビニール袋
中身は
駅で買った
おみやげの
穴子弁当を二つ
ずっしりと重たく
いい香りがしてきそう
赤いビニール袋
中身は
美術館のお土産と
雑誌2冊
新聞
お～～いお茶
荷物のことはどこ吹く風
駅は深夜で誰もいない待合室
外はちらほら人が
だれもいないから
荷物を置いてトイレは無謀と思い
引っ提げてトイレに
荷物掛けにお弁当のビニールの袋をかけた
だれもいないベンチに戻ると
人が増えていて
駅員さんが改札の窓を公開
すると
ど～～～～と改札はにぎやかに
大勢の方が帰宅を
横目で見ながら
私の列車の時刻は
まだ余裕
３０分先ほど
雑誌の続きを読みたくって
あれ～～～
赤いビニールの袋が見当たらない
ない
椅子の上 下 横
ないよ
無い
焦ってえ～～
階段の下に落ちてないよね
タクシーを降車した場所へ
大慌てで
荷物をひっさげて
無い
トイレ
幸い誰もいなくって
トイレの中へ
棚にない
物掛けにも
無い
あ＝＝＝
焦る焦る
先ほどの余裕はもうどこにもなく
あれ～～～
タクシーに乗る前の場所を
１０４で調べて
電話
タクシーの会社へ
運転手さんの名前を
ちゃんと覚えていたので
告げて
折り返しの電話をまって
何処も
返事はノー
no＾＾＾ばかりで
あ～～～～
余裕の３０分は
イライラの時間に変身
うろうろ
記憶を紐解いても
赤い袋の記憶がない
新幹線で
雑誌を袋にインしたのはおぼえている
母と別れるまえに
お茶を入れたのも
覚えている
それからえ～～～
どうだったかな
思い出せない
そういえば
ベンチに
お弁当を置いてトイレにいくと
食べ物なので
悪い人が毒を
まさか
そんなあほな考えを
手に持っていないと
危ない
トイレに引き連れていきましたよ
う～～～う～～～
そんな変な記憶は
よみがえってくる
肝心な
赤いふくろ
どこだろう？？？？
先ほど別れた
母にも電話をかけて
母と別れるときは
赤いビニールの鞄は
私の手の中にあったと
あ～～どこどこどこ？？？
shock
ショック
しょっく
列車のホームにたちつくして
頭は
赤い袋の
追跡をクルクルと
めぐって
帰りの電車のなかで
俯いた
シルエットが
暗い窓に映って
これではいけないと
姿勢をただし
あ～～～ちゃんと
お弁当の袋は手にもって
有事の時
きっと生き延びられると思うと
笑いがでてきて
食料だけは
手放さない
この根性
すごいじゃない
笑うしかない
いつもは電車で
雑誌を読んで
アイパッドとにらめっこが
今日は
また忘れ物をしてはいけない
二重苦になるので
しっかりと
鞄の感触を
手に伝えて
駅を出て
帰宅しました
次の日朝
タクシー会社から電話
運転手さんが
車のお掃除をするときに
黒いシートの
椅子の下に
潜りこんでいる
袋が見つかったと
宅急便で
会社へ届けていただきました
かんしゃ
感激
よかった
心配していた
母にも
連絡
よかった
も～～～
とってもドジな
わたしでした
写真なくって
文章ばかりだと
読みづらいかしら？？